『高円寺阿波おどり』にハマってしまい、4年連続で通っています。力強い鳴り物と美しい踊り、色とりどりの衣装、かわいい子供たちの列、粋なおじいちゃんの足運びなど、見ているだけでなんだかナゾのエネルギーが湧いてくる、夏の終わりの楽しみのひとつです。
開催の二日間は高円寺の街は一変します。ありとあらゆるところに出店が出て、食べ物から飲み物までそのへんで売っていて、それに合わせて露店で小物やアクセサリーを売っている人もいます。町全体がまさに縁日といった雰囲気。
到着するとさっそく高円寺名物のガード下でも踊る連(れん:踊り手のグループのこと)が。そこに見物の人だかりができていますが、その横ではビールケースに座って、小さいテーブルに広げられた焼き鳥や枝豆をビールで流し込ん出る人々が。まさに高円寺スタイルといった感じです。
ちょっと見物してるうちにアガってきたので、高円寺の有名店「大将」にイン。焼き鳥ともつ煮とから揚げとトマトのピクルスをビールでかっこみエネルギー補給。これからの見物に備えます。
一昨年、昨年は「桃園演舞場」で座って見物していたのですが、今年はちょっと違う距離で見てみたいと「ルック第1演舞場」へ。
「桃園演舞場」は幅も広く、通りの両サイドに2,3列にわたってシートが敷かれてているため、踊り手の列とちょっと距離がある感じ。ここで写真を撮っている人はだいたいがかなりの長物を持ってきているイメージがあります。
最近は50㎜や35㎜の単焦点をメインに使っていることもあり、もう少し近いところで見れたらと、今年は道幅の狭い「ルック演舞場」へ行ってみたのでした。
車がすれ違えないくらいの幅の商店街の通りが演舞場に指定され、通りの両サイドに人が鈴なりになっています。踊りの列との距離はツール・ド・フランスの山岳ステージくらいといったらいいのでしょうか。前に出すぎると踊り手とぶつかってしまうくらいの近さです。(実際、踊りの横を通らないようにアナウンスがされていました)
間近で見る阿波おどりは迫力満点で、打ち鳴らされる太鼓の振動がカラダに伝わってきます。酷暑は去ったとはいえ、まだまだ残暑の厳しい中、懸命に踊る人々をみているとこちらもついついアツくなって、足や手が勝手に動きだします。まさにまんまと「踊る阿呆に見る阿呆」を体現してしまうワケです。
ビールとレモンサワーを飲み続けていたのもあり、祭りの後半はもうノールックでプレビュー表示もせずにテキトーにシャッターを切ってる感じでした。でもいいのです。阿波踊りなんですから。というわけでビールを飲み飲み、踊りながら撮った写真など。
(すべてLeica M10/Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC)
カッコよすぎる男衆のみなさん。いやあ、光ってるぜ!いい顔してるぜ!
というわけで35㎜などを使ってスナップを撮るのが好きな方には「ルック演舞場」はオススメ撮影エリアなんじゃないかと。
そして、高円寺阿波おどり本当に最高です!