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Barbour(バブアー)ジャケット のオイル抜き奮闘記

さてさて『さらば青春の新宿JAM』効果で手に入れたBarbour(バブアー)のBeaufort(ビューフォート)オイルドジャケットですが、こちらは名前の通り、オイルを塗ったくって防水性と防風性を高めたジャケットです。(いかにしてBarbourのオイルドジャケットを買うに至ったかは下記をご覧ください)

 

kentarot.hatenablog.com

 

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オイルが塗ってあるということはどういうかというと、独特の質感や色合いはかっちょいいのですが、それと引き換えに表地はベタベタしていて、オイル独特のなんともいえないニオイがします。

 

「何ともいえないニオイ」というのはだいぶオブラートに包んだ言い方で、一言でいうとクサいわけです。しかもこのオイル生地、ふつうにさわるだけで手にオイルがつきます。すなわち触れたものにはオイル移りしてしまいます。

イングランドの優雅な山間(そんなところあるのか知りませんが)でハンティング時に羽織るにはいいのでしょうが、この東京という街で気兼ねなく着るということは、たいへん難しい代物です。(実際に公共交通機関などの人が密着する場では、脱いで裏返しておくことが薦められています)

しかも脱いで何とかなるのはオイルのべたつきだけで、経年変化による酸化によって生じたオイル臭はどうにもなりません。僕も家に持ってかえってきたときは興奮もあって「ニオイなんてなんとかなるじゃん」と思っていたのですが、同居人の「クサすぎ!」との指摘に、紙袋にいれたまましまっておくことを余儀なくされてしまいました。

 

買ったはいいけれど手放してしまう人も多いことで有名だったりする曲者でもあるのですが、このオイルドジャケットを日常生活に取り入れていくには、いくつかの方法があります。

 

1.クリーニングしてオイルを抜き、ふつうのコットンジャケットとして着る

2.クリーニングしてオイルを抜き、無臭のオイルをリプルーフ(塗りなおし)する

3.ガレージなどにつるしておき、人が集まるようなところでは着ない。

 

3などは「男の隠れ家」的なガレージや別荘などラグジュアリースペースがある方はいいのですが、23区のマンション暮らしとしては難しい話で、残る選択肢は1と2になります。ところがこちらのジャケット、そもそもクリーニング全般が推奨されていないため、通常のクリーニング屋さんではだいたいお断りされるそうです。

同じ悩みを抱えているBarbourオーナーのために、専用のクリーニングを受け付けている業者もあるのですが、こちらはお値段が12000円~(プラス往復の送料)と目の玉が飛び出るほど高く、また受け取りまでの期間も一か月くらいかかるところが多いようです。

ではどうするか?

 

自分で手洗いするという選択肢があります。というかそれしかないわけです。

 

ネットで調べると、先人たちの苦闘がちらほらと見つかるこの「Barbour オイルドジャケットのオイル抜き」。迷った末に僕も挑戦することにしました。以下はジャケット洗濯の奮闘記になります。

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(※タグに書いてある「Barbour Care」にある「やっちゃダメ」ということをすべてやっていくことになります。あくまでカスタムやリメイクの範疇のこととご理解ください)

 

■ 用意するもの

・ジャケットが丸ごとつけられるバケツorタライ

・油汚れに強い作業着用の洗剤

・ナイロンブラシ

・ゴム手袋

・大量のお湯

・折れない心

 

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赤羽のビバホームと近所の百均で買いそろえたものです。バケツが798円、作業着専用洗剤「WORKERS」が398円でした。ゴム手袋、ナイロンブラシはそれぞれ108円也。

 

 

つけおき洗いするので、バケツはなるべく大きいものをオススメします。僕の場合は22リットルのバケツでやりました。またオイルを含んだお湯が飛び散るので、汚れてもいい格好でやるのをオススメします。

 

■手順

1.洗剤を入れたお湯に30分間つけおき

2.つけおいたものを10分間手もみ洗い

3.手もみ洗いしたジャケットをバケツから出して、風呂場の床などに広げ、洗剤をじかにかけてブラシでゴシゴシ洗う。(20分くらいかかります)

4.バケツにお湯をはって3,4回すすぐ(毎回お湯を取り換える)

 

1~4を3回繰り返す。

 

カンタンでしょ?ではさっそくやっています。

 

 

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いろいろ調べたところ60℃のお湯につけるのがいいとされているので、お風呂などでお湯をなるべく高温(僕が住んでいる物件だと48℃が再高温でした)にしてバケツに半分ほど入れます。そこにヤカンなどで沸騰させたお湯を2リットルくらい足して、なるべくお湯の温度を上げます。60℃にはたぶん達しないと思いますが、細かいことは気にせずにやっていきましょう。

 

バケツのお湯に作業着専用洗剤「WORKERS」を2キャップぶんくらいいれたら、ジャケットを躊躇なく沈めていきます。沸騰したお湯を入れるときにはやけどに注意してください。(ちなみにバケツの湯量に対しては洗剤1キャップでも多いくらいですが、気にしなくていいかと思います)

 

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 30分ほどつけおきしたら、手もみ洗いしていきます。ゴム手袋の指先が見えなくなるほどオイルが落ちているのがわかると思います。手もみ洗いを10分くらいやるのですが、水を吸ったジャケットはめちゃくちゃ重くて腕がパンパンになります。

 

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1回目の手もみ洗いが終わった後のお湯です。オイルや汚れが落ちて真っ黒になっています。入念にオイルが塗られているのかわかります。

 

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手もみ洗いが終わったら、お風呂場の床など平らなところにジャケットを広げ、同じく作業着専用洗剤WORKERSをかけて、ナイロンブラシでオイルの浸透している表地をゴシゴシと洗っていきます。お風呂の汚れは後で考えるとしてひたすらゴシゴシです。


オイルドジャケットはコットンジャケットにオイルを塗っているだけなので、ナイロンブラシでゴシゴシやったら繊維を痛めてしまうのでは?と心配していましたが、そこはさすがのBarbour。ガンガン洗っても毛羽立ちもせず、ほつれもせず、まったく痛みません。これにはちょっと感動しました。

というわけで小学生の時に上履きを洗ったようにガシガシとブラシで洗いました。ブラシで洗う際には、前身ごろ、袖、襟裏、などパーツに分けてやっていくといいかと思われます。(どこを洗い終わって、どこをまだ洗ってないのかがだんだん分からなくなってくるので)

 

20分ほどゴシゴシ洗いをしたらシャワーなどで泡を流して、ふたたびバケツにお湯(熱湯を足してないもので大丈夫だと思います)をはり、すすぎをしていきます。すすぎの回数はよくわからないので、とりあえず3回お湯をはり替えてすすぎをしました。この間に2セット目のつけおき用のお湯を沸かしておくと、次の作業にスムーズに移れると思います。

ここまでの「つけおきー手もみーブラッシングーすすぎ」が1セットで、これを3回くらい繰り返します。1セットのプロセスが60分~90分くらいかかるのではないかと思いますが、心が折れないようにひたすらがんばります。

 

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3セット目のすすぎ作業中です。湯中のゴム手袋が認識できて、1セット目よりだいぶお湯が澄んできているのがわかるかと思います。(ちなみに二度目の揉み洗い中にゴム手袋が破れてしまったので、ゴム手の中はすでにグチョグチョです)

家庭での手洗いでオイルを落とし切るのは難しいと思いますので、回数や作業時間などを目安にして、適当に区切りをつけて作業するのがいいかと思います。というかいつまでもお湯が濁るので、テキトーに諦めざるを得ない状況になると思います。

 

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3セット目のすすぎが終わったら、できるだけ押したり叩いたり絞ったりして水分を取ります。そしてこれから脱水の準備をします。

 

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 裏返しにしてファスナーを閉めて、ジャケットを折りたたんで、バスタオル2枚をつかってジャケットをくるみます。これは脱水の効率をあげるためと、ジャケットの表地を痛めないための処置(のつもり)でやっています。

 

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さらにジャケットをバスタオルに包んだものをまるっと洗濯用ネットに入れて、洗濯機の脱水にかけます。ちょうど小ぶりのクッションのような形で脱水にかけることになります。ネットに入れるのは、脱水中にジャケットがバスタオルから飛び出てしまうのを防ぐための処置としてやりました。

 

注意しなければならないことは、このクッション状の重たい綿のカタマリを脱水にかけることは、脱水時に発生する遠心力からとんでもない振動を発生させることになり、場合によっては洗濯機が壊れてしまうこともあるらしいです。

脱水がスタートして洗濯機が本格的な回転を始めるころには、ちょっと尋常ではない振動になります。ひょっとしたら洗濯パンから飛び出してしまうんじゃないかと怖くなって、洗濯機につきっきりでその両肩を両手で押さえていました。

僕が持っている洗濯機は中国の「ハイセンス」というメーカーの一番安い全自動洗濯機で、こちらは脱水が2分からしか設定できないモデルなのですが、この120秒が異様に長く感じられました。

「はやく!はやく!終われ!」と祈られずにはいられない轟音で、もしもう少し振動が激しくなっていたら「停止」ボタンを押すかコンセントを引っこ抜こうかと思うようなハードなヴァイブレーションでした。

 

というわけで洗濯機を使った脱水作業ですが、1分単位でタイマーセットできる洗濯機をお持ちなら、1分単位でやることをオススメします。また緊急時に備えて、洗濯機の前にはりついての作業をオススメします。

永遠とも思える長い120秒間が終わって洗濯機の回転が終わったらジャケットを取り出してみます。バスタオルが水分を吸ってくれたおかげで水分もだいぶ飛んでいました。ファスナーを開けて表地をチェックしてみたところ、特に繊維が傷んだりしてる部分も見当たらず、とりあえずの作業は終わりなので、ふたたび裏返して12月の寒空の中に干します。(本当は平置きしての陰干しがいいらしいですが、細かいことは気にしない)

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洗濯機が脱水を頑張ってくれたせいか、2時間くらい経ったら表地がだいぶ乾いてきて、オイルが抜けた状態でのジャケット自体の色合い(いちおうセージ色)がわかるようになってきました。

 

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こんな色になります。気になっていたオイル臭は消えて、作業着専用洗剤WORKERSのにおいがするようになりました。そしてオイルのべたつきも全く無くなっています。

写真でポケットや袖の下部の色が濃いのは、オイルが残っているわけではなく、まだ水分が残っている状態です。ちょうどオイルが入っている時と似たような色合いなので、オイルが抜けたとき色との違いの参考になるかと思います。

細かく見れば多少の抜けムラはありますが、それは「風合い」とか「味」と考えると、健全に生きていけるかと思われます。

そしてオイルが抜けたジャケットは、いわばオールドファンションドなただのコットンジャケットになったので、びっくりするほど軽くなります。同時に防水性や防風性も失われてしまったわけですが、気兼ねなく電車に乗れるようになりました。

 

実はこの作業、クリスマスイブの午前8:00からセコセコやっていたのですが、気が付けば12:30になっていました。つけおき洗いの時間を含めて5時間弱をオイル抜き作業にあてていたことになります。

東京都の2018年12月現在の最低賃金が時給985円ですので、その手間賃とオイル抜きに使った用具費や大量のお湯のための光熱費、その後の風呂場の掃除にあてた手間を含めると、最低賃金でやったとしても6000円~はかかったことになるでしょうか。

ふむう、安いのか、高いのか…

あまり考えない方が健全に生きて行けそうです。

 

少なくとも業者さんにお願いして12000円~かかるのは、実はそんなに高くはないのかも…と実感した次第です。

 

ですが、少なくともこの作業をやると、ジャケットに対してのオンリーワン感というか、愛着が一日にして増すのがわかりました。古着屋さんで買ったどこのだれが着ていたか分からないものですが、もう昔からウチにあるような錯覚さえ覚えます。たぶんこれは業者に出していたら味わえないタイプの感覚なのではないかと思います。

これが味わえただけでもやりがいのある作業でした。

 

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(新品だったゴム手袋は穴が開き、こんな感じに汚れます。封切りしたばかりの洗剤もどんどん使ってしまったため残りがわずかになりました)

 

ここまでで僕の「Barbourオイルドジャケット オイル抜き奮闘記」はいったん終幕なのですが、実はこの作業は次の作業のためのプロセスにすぎません。

この後の作業としては、最初に述べた選択肢の2にあたる「Barbourのオイルドジャケット専用のワックスをリプルーフ(塗りなおし)する」という手段が一般的なのですが、僕が目指したのは専用ワックスを使わずに防水性と防風性をあげる試みです。

 

 というわけでつづきます。

 

kentarot.hatenablog.com

Amazonベストセラー1位 最安価格帯「21Technology」のミニベロが割といい

引っ越しした先が自転車を玄関前に止めて置けるタイプの物件だったのもあり、久しぶりに自転車を購入しました。

もともと僕はファンライダーで、月に1000kmアベレージでロードバイクに乗っていて、富士チャレンジ200kmや富士ヒルクライムを半分よりは前の順位でゴールできるくらいには自転車にハマっていました。3大ツールも見ていた自転車スキーなのですが、東京に出てきてから10ウン年、自転車から遠ざかっていました。

 

近所に六義園やちょっとした有名商店街がある場所に引っ越してきたのもあって思い切っての今回の購入です。ブリヂストンのママチャリ→スペシャライズドのマウンテンバイク→アンカーのロードバイクと乗り継いできて、ここにきてまさかミニベロを買うことになるとは、人生というのはどう転がっていくか分からないものです。

いくつか店舗をまわってみたのですが、完成車でそこそこのメーカーのものはやはりそれなりのお値段。予算を1万円代と考えていたので、よさげなものを諦めネットをせこせこと検索。

そこで発見したのが税込み送料込み15900円の21Technologyのミニベロでした。いちおうSHIMANOの6段変速ギア付きで、レビューを見るとハズレの個体をひかない限りは十分のクオリティと判断しました。

 

 

 

ミニベロにした理由は乗ってみたかったというのが大きいですが、やはり振り回しやすさと、エレベーターに乗せやすいということです。僕が住んでいる物件は6人乗りエレベータが設置されているのですが、26インチのふつうのママチャリサイズだと斜めにしないと乗らないサイズで、ほかの住人の方と乗り合わせるとかなり窮屈か、待たないといけない感じでした。

ミニベロの場合はまっすぐ入れるし、乗り合わせることになってもよほどたくさんの人が乗ってこない限りは問題ないサイズです。

 

そんなこんなでポチったところ、納期2週間と書いてありましたが、2日ほどで到着しました。

 

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こんな段ボールに入ってきます。サイズ比較のためティッシュの箱を置いてみました。

 

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開けるとこんな感じ。ちゃんと要所要所は段ボールとエアパッキンで包まれていて、タイラップでがっちりと固定してあります。Amazonのレビューを見るとフレームに傷がついていたというケースが何件かあるようでしたが、僕のは全く問題なかったです。

 

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出してみるとこんな感じです。タイヤの下に写っている袋に組立説明書(防犯登録に必要な購入証明書が後ろの方のページについてます)と必要工具とチェーオイルがはいっています。必要工具といってもペダルレンチと六角レンチのみで組み立てられます。

 

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組み立て時間は30分くらいでしょうか。もともとロードバイクに乗っていて自転車の構造がだいたいわかっていたのもありますが、「組み立て」といえるような複雑な部分はほとんどないので、知識や技術が無い人でも難しくはないと思います。

やることはハンドルをつけてサドルを付けて前輪を付けてペダルを付けるだけです。複雑なリアディレーラーは組みあがったまま梱包されてきますし、前輪もクイックリリースという仕組みで簡単に脱着できます。

ただ説明書は正直分かりにくいので、自転車の仕組みに明るくない方はロードバイクの組み立て方の参考動画やサイトを見た方がいいかもしれません。

もともとロードバイクやマウンテンバイクは、ママチャリなどに比べるとものすごく単純な構造ですので、「なんだかスポーツ系の自転車って難しそう」と思っている方がいたらご安心ください。

そんなこんなで乗ってみましたが、変速機の調子もよく、ブレーキも思ったよりキビキビしていて、直進性もばっちりです。ミニベロは26インチサイズの普通の自転車に比べて乗り出しがやや不安定かもしれないですが、走り出してしまえば問題ないかなといったところです。

防犯登録に別途500円がかかりますが、近所に自転車屋さんなどがあれば購入証明書と身分証明書があればすぐに手続きしてもらえます。

自転車にこだわりが強い人が集っているサイトなどでは、とかく安いミニベロは非難の対象になりやすいですし、Amazonレビューをみるとちょっと慎重になってしまう「21 Technology」のミニベロですが、むかしロードバイクに乗っていた僕から見ても、悪くない自転車だと思います。

 

 

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ただ白いタイヤは走るとこうなります。まあそんなに気にはならないかと。

『さらば青春の新宿JAM』は物欲を刺激する Barbour オイルドジャケットを手に入れる話

『さらば青春の新宿JAM』を見るとさまざまな物欲が刺激されます。それはフレッドペリーのポロシャツであったり、モッズコートだったり、デザートブーツだったりするわけですが、僕にとっては「Barbour(バブアー)」のジャケットでした。

映画の中ではリーダーこと加藤ひさしさんの部屋(仕事部屋?)の貴重な映像が見られます。部屋には壁一面のラックがあり、その中に稀代のモッズ・加藤ひさしという男に影響をもたらしてきた、さまざまなコンテンツが陳列されています。

ファンの方ならば目を皿のようにして見るシーンだと思いますが、そのなかに「Barbour」のオイルドジャケットのリプルーフ用のオイル缶を見つけたのは僕だけではなかったと思います。

 

そしてコータローさんが明治神宮前で待ち合わせてフレッドペリーに買い物に行くシーンで着ているのは、間違いなく「Barbour」のジャケット。こちらは色合い的にオイル抜きしてあるか、最初からオイルを抜いてあるモデルのビデイルジャケットなのではないかと思います。(中にミッキーのグレーのスウェットを着ているシーンです)

 

 

実は僕はバイク乗りだった15年くらい前に「Barbour」のジャケットを買うかどうか迷って諦めたことがありました。その後、頭の片隅に「いつか買えたらなあ」と思いながらバイクもおりてしまい、時を同じくして「Barbour」のジャケットへの思いもどこかで失くしてしまっていたのでした。

時は流れて一昨年の9月にコータローさんの店「DUST AND ROCKS」が職場の近所に開店。そこにはオープン時からBarbourのオイルドジャケットが3着ほどありました。Barbourとの再会です。

ちょうど池袋交差点24時をシーズン1からマラソンしてコレクターズにハマってしまい、足しげく通っているうちに、なんとリーダーの初来店時に居合わせることができ、その時の模様を「池24」に投稿したところ採用され、ズブズブと「THE COLLECTORS」というバンドにハマっていき現在に至ります。

投稿したメールの内容にもあるのですが、まさに「Barbour」のジャケットを試着していたときにリーダーが店に入ってきたのでした。(その模様はシーズン7の「#069:南米を震わせろ!の巻」に収録されています)

 

donut.main.jp

 

リーダーと会えた翌週に思い切って買いに行こうかと思ったていたのですが、他の物を買ってしまい、予算もなくなってしまって迷っているうちにコートのシーズンではなくなってしまい、またしても「Barbour」のジャケットを袖に通すことはなくなってしまったのでした。

時は流れて今年の11月。記念すべき「さらば青春の新宿JAM」公開。初日舞台あいさつにいき、映画にももちろん感動。そして嬉しいことにわれらがシネマロサでも公開されてるとのことでこちらも見に行きました。(下記は11月の連休のコレクターズ漬けの日々を過ごした時の様子です)

 

 

シネマロサは『さらば青春の新宿JAM』仕様にされていて、原宿のギャラリーにも展示されていたリーダーのバイクや衣装が飾られていてとてもいい雰囲気でした。「いつものやきとん屋」からほろ酔い気分で「抜き打ちコーちゃん(もしくはダンシングコーちゃん)」がゲリラ来館することがあるという情報もあったのですが、この日は残念ながらパトロールはナシ。

 

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2回見るとさらに映画への理解が深まるというか、1度目の鑑賞では見逃していた細かい点などが見えるようになり、ますますコレクターズにハマり、そしてますますBarbourへの熱も高まっていくのでした。

2度目の鑑賞を終えた翌週に「DUST AND ROCKS」に行くと、まだ1着だけBarbourのジャケットが残っていました。なんとなく試着させてもらったところ、とてもいいサイズ感。「セールもやってますよ」とのことなのでついにGET。

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タグは切られちゃってますが、3ワラントのフード付きBEAUFORT(ビューフォート)ジャケットです。詳しい人が見れば何年のものか分かるのでしょうが、そのへんはよくわかりません。そんなこんなでコレクターズと「さらば青春の新宿JAM」で約15年越しの物欲が満たされた時でした。

 

thecollectors-film.com

 

映画もまだまだいろんなところで公開中です!ぜったいに劇場で見た方がいい映画なのでぜひぜひ!

ナゾのフィルムを現像 ARISTA 400(Ferrania 400)

6月ごろにカメラ仲間と小向マーケットに写真を取りに行く途中にたまプラーザにある「チャンプカメラ」に寄ったおり、期限切れのばら売りフィルムコーナーのなかに見たこともないフィルムを発見しました。

「ARISTA 400」という35㎜の12枚撮りのカラーネガフィルムで、たしか400円くらいだったので「まあこの枚数ならすぐに撮り終わるし、そんなにバカ高いわけでもないし」と購入していたのでした。

 

 

小向マーケットにいったらすぐに12枚を撮りつくそうと思っていたのですが、その日はちょっと前に買った「Cinestill 50」を試してみたくて、買ったばかりの「ARISTA 400」はカメラバッグのポケットにしまわれたのでした。(下記は小向マーケットに行った時の記事です)

 


夏がやってきて装填の日を迎えたのですが、仕事が忙しくなってしまって写真から遠のいてしまい、件のフィルムはカメラの中で秋をこえ、ようやく撮り終えたのは枯葉も舞うころになってからのことでした。

現像はC-41で大丈夫と聞いていた気がするので、あまりこだわらずいつもと同じビックカメラに現像を依頼したのですが、対応してくれた店員さんも「ネットにも情報が無いですし、よくわからないですね」と困り顔。店舗での現像は難しそうなのでラボに回しますとの返答でした。

 

そして以下が上がってきたものです。(一部感光してしまってました)

 

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(すべてLeica M4,Summarit 50mm/f1.5)

 

あまりに長くほったらかしていて、フィルムのISOを完全に忘れていたのもあり、露出がテキトーですが、かなりザラザラしてるなーといった印象です。


改めてフィルムを見てみると、パーフォレーションの表記には「Ferrania 400 87-7」とありました。「Ferrania?」と思って調べてみたところ、あの「Solaris」を出していたところでした。

Wikipediaによると、Ferrania(フェッラ―ニア)社は北イタリアのリグリア州にあったカメラ・フィルムメーカーで、創業は1923年。1940年代から50年代には多くのイタリア映画の撮影に使われていたそうです。

イタリア映画があれだけ盛んだったのだから国産フィルムがあって当然なのでしょうが、こんな歴史あるメーカーだったんですねー。(そういや三脚のマンフロットもイタリアの会社でした)

 

www.filmferrania.it

 

いちおうサイトは存在していて、未確認ですがショップらしきものもあるようです。フェッラーニア社は60年代には買収され、その後も何度かいろんな資本のもとで紆余曲折があったようでした。

1999年以降に「Ferrania Solaris」シリーズとしてフィルムが販売されるようになったようですが、こちらも2007年には生産終了。4年前にkickstarterで32万ドルを集めて復刻フィルムを作った形跡もありました。Solarisシリーズと今回現像に出したフィルムが同一のものかどうかは分かりません。

チャンプカメラのブログによると、ロサンゼルスの写真屋さん「Freestyle」がこのフェッラーニアのフィルムをオリジナルブランドの「ARISTA」として販売しているようでした。FerraniaのフィルムはLomographyの中身にも使われていることもあるらしく、いろんなパッケージを着せられ、ラベルを変えられて販売されているようです。

フィルムのブランド名が変わって売り続けられるのは「カメラ業界あるある」のような気もしますが、もはやすべてが「絶滅危惧種」といいってもいいフィルムたち、一日でも長く生産が続いてほしいものです。

ちなみにこの「ARISTA 400」は12枚撮りとの表記でしたが17枚撮れました。このへんの大雑把さも続いて欲しいものです。

映画『THE COLLECTORS さらば青春の新宿JAM』鑑賞 コレクターズ漬けの3日間

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新宿ピカデリーで公開されたドキュメンタリー映画THE COLLECTORS さらば青春の新宿JAM』見てきました。幸運にも初日の舞台挨拶の回のチケットが取れたので、ピカデリーへin。

 

thecollectors-film.com

 

『池袋交差点24時』ばりのトークが展開されることも期待していたのですが、あくまで映画の挨拶ということで、トークは進行役の女性に回してもらう感じの控えめ。後半には写真撮影タイムもあったのですが、いかんせんステージが暗すぎてあんまりいい写真は撮れませんでした。

でも前から5列目という好位置でリーダー(加藤ひさしさん)のハッピーバースデー(11/22)をファンの方々とお祝い出来たりしたのは、かえがたい経験でした。

 

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モッズへの目覚め

僕は20年近く前にモッズの洗礼を受け(つまり、映画『さらば青春の光』を見てハマって)、中途半端なモッズとしてサイドベンツのスーツをオーダーしたり、「MADE IN ENGLAND」のフレッドペリーのポロシャツを探したりした、遅れてきた世代です。(ベスパは買えなくて、同時にハマっていたカフェレーサーカスタムの250ccに乗ってました)

そこからピストルズスペシャルズを聞いて、ロンドンな空気にかぶれ、ツバキハウスのロンドンナイトというものが過去にあったことを知りました。「パンクスノットデッド」「ノーフューチャー」などの言葉に酔った勢いで新宿に行ってみるも、もはやそんな時代は過去のものになっていました。

WIREというクラブがあって、そこでロンドンナイトの残り香のようなものがかけられているという根も葉もないウワサを聞き、酔った勢いで訪れた金曜の夜。

たしかスペシャルズだったかの曲がかかっていて妙にアガって、踊れもしないのに踊って(体をゆすって)汗だくの午前5時。けっきょくそこで始発を待って、土曜の朝の新宿でゴミを漁るカラスの多さにビックリしたことだけは鮮明に覚えています。

そんな日々から20年。ひょんなことからモッズバンドの大御所コレクターズに魅せられ、ポッドキャスト『池袋交差点24時』をシーズン1からマラソンし、たまたまオフィスの近所にコータローさんがオープンした「DUST AND ROCKS」に足しげく通うようになり、そこで運よくリーダーやコータローさんにお会いでき、しかもそれを『池24』に投稿したところ番組で読まれ、とズブズブとモッズ、そしてコレクターズの世界に浸かりつつあります。

そんなタイミングでの『さらば青春の新宿JAM』公開。いろいろなものの巡りあわせに驚くばかりです。もう流れに身を任せるしかないです。

 

映画『さらば青春の新宿JAM

さて、映画。これはもう最高としか言いようがない作品でした。ロンドンからはだいぶ離れた東洋の島国に飛んできたモッズの種子が、加藤ひさしという男によって開花した軌跡(の一部)を描いた映画です。(以下すこしだけネタバレあります)

本国ではおそらく廃れかかっているモッズシーンが、コレクターズという現役のバンドによって受け継がれている、あるいは進化しているという現象。文革で失われた中国の伝統文化が、いまだに世界に点在するチャイニーズタウンで継承されているのと同じようなことでしょうか。

埼玉の片田舎でモッズにあこがれた青年が、みずから楽器を手にし、曲を作り、歌を作り、衣装を作り、バンドを作り、ベスパを駆り、30年以上にわたってそのシーンを洗練し続けている。そのことが実は奇跡のようなことだということが改めて分かるドキュメンタリーでした。

2パイントはありそうなでかいハイボールを飲みながらほろ酔いで鑑賞していたのですが、還暦近くになってもそんな戦いを続けているリーダーの歌う姿を見ていると、3回くらい涙が出そうになりました。ホント、ライブシーンのリーダーのアップの表情は胸を打つものがあります。このシーン見れただけでも良かった。

銀杏BOYSの峯田くんが出演していて、映画の中で語っていた言葉がとても印象的でした。「『さらば青春の光』があって、その世界にあこがれ続け、それを求めているから、加藤さんは変わらずすごいままでいる」というようなことを言っていたと思うのですが、このセリフにすべてが集約されているような気がしました。

ここにはない虚構にあこがれ続ける。現実に揉まれていい大人になってしまうと本当に難しい。『さらば青春の光』のラストシーンでは、ジミーはスクーターを崖から落としますが、加藤ひさしという男はまだまだベスパのアクセルをひねりつづけ、エキゾーストを鳴らし続けている。

相棒のコータローさんもココナッツディスクで行われたインタビューで「常にあこがれたいし、あこがれられたい」ということを話していましたが、まさにこれなんだなあと、しみじみと思いました。しかし50歳過ぎてこういうことをさらっと言えるのは、本当にカッコいい。

 

www.youtube.com

 

そしてなんと(見間違いでなければ)この映画、僕も出演してます(笑)。あるシーンのお客さんとしてチラっとですが映っていました。まさかのスクリーンデビュー。川口監督に多謝多謝です。やー、嬉しいわー。

もうひとつ嬉しいことに、家からほど近い池袋ROSAでの公開も決まっているので、こちらも見に行こうと思っています。DVD化も待ち遠しいですが、ライブシーンを映画館の音響で聞く機会はなかなかできないので、やはり劇場に足を運びたいところです。

池袋でレコ発イベント

そして、二日目はブクロのP’PARCOでの『YOUNG MAN ROCK』発売イベントへ。優先スペースには入れなかったのですが、好位置で二人を見ることができました。ちょっと店舗でかかっているBGMが大きくて聞き取りづらいところもありましたが、生『池24』ないい雰囲気を味わえたので満足満足。

 

ギャラリー展示

さらにさらに三日目は原宿GOBLINで開催されたコレクターズの展示へ。リーダー所有のベスパやステージ衣装、ギター&ベース、衣装の展示などがあり、多くのファンで賑わってました。

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モッズスーツにパーカにモッズスクーターとキメキメで来ている人もいて、いい雰囲気。写真撮影もOKだったのでちょこちょこと撮影。プロジェクターで「クライムサスペンス」のPVが見れたのも良かったー。

 

www.youtube.com

 

なんとなく行く先々で同じ方々を見たので、ファンの方々にとってスペシャルな連休だったのではないかと。というわけで僕にとってもスペシャルな3日間でした。

 

 

クラシック・ギタリスト 小暮浩史さんのニューアルバム『oblivion』を聞く

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何度か演奏会を主催させていただいた、クラシックギタリスト小暮浩史(こぐれひろし)さんの2枚目のアルバム『oblivion』が発売されました。昨年の2017年には東京国際ギターコンクールで久々の邦人優勝を飾り、いまもっとも勢いに乗っているギタリストの一人です。

 

今回のアルバム、まったく前情報なしで開封したところ、1曲目にローラン・ディアンス編ピアソラの『リベルタンゴ』が収録されていました。演奏会などでも聞いた記憶がなかったのでまずビックリ。

ピアソラの曲のギター独奏ですと『アディオス・ノニーノ』『チキリン・デ・バチン』『天使の死』『オブリビオン』『ブエノスアイレスの春・夏・秋・冬』あたりがよく弾かれていますが、おそらく一般的には一番有名な『リベルタンゴ』は他のギタリストの演奏会でも聞いたことがなかった気がします。

聞いてみるとイントロは耳に慣れ親しんだ『リベルタンゴ』とはまったく違った曲相で、クラシックギターの複雑な技巧のオンパレードのような難曲でした。

『A列車で行こう』から『チュニジアの夜』まで、ギター1本でジャススタンダードの国へもひょいっと越境してしまうディアンス。タンゴだろうがなんだろうが、エンターテイメント、あるいはアートに昇華してしまう、ローラン御大の真骨頂といったところでしょうか。

 

小暮さんの演奏をきく時に思うのが、この「エンターテイメントとアート」の2つのバランスの良さです。クラシックギターというのは、どちらかといえばアートの領域に引っ張られがちで、超高度な技巧や芸術性の高さというか、ともすれば堅苦しい雰囲気をまといがちな世界に感じます。

その中で小暮さんの演奏は常に根底にエンターテイメント魂が流れていて、独特のグルーブというかポップさがあって、今風に言えば「いいバイブスだしてる」感じなのです。ブローウェル編のピアソラ『天使の死』を得意としていた小暮さんですが、『リベルタンゴ』を演奏会で聞くのも楽しみです。

 

 

 ニューアルバムの聞きどころはたくさんあるのですが、数回聞いたいまの時点で特にお気に入りなのが、ロベール・ド・ヴィゼーの『組曲ト長調』です。

ギターで留学してリュートなどの古楽器を勉強するギタリストがいると聞きますが、小暮さんもその一人で、テオルボ(リュート属の楽器でネックがとても長いやつ)を学んでいるそうです。

ロベール・ド・ヴィゼーは17世紀のフランスで活躍したギターとテオルボの名手といわれています。クラシックのメジャー作曲家の中に置かれると目立たない存在かもしれませんが、クラシックギター界の中では有名な作曲家で、ルイ14世の宮廷音楽家をしていました。(詳細は謎に包まれた人らしいです)

ルイ14世といえばブルボン王朝イケイケ時代を作った人かつ、ダンスパーティ好きな元祖パリピ。ド・ヴィゼーはその太陽王に音楽を捧げていたというのですから、今でいえばワールドクラスのミュージシャンだったのかもしれません。

ライナーノーツによると、ド・ヴィゼーが遺した「テオルボとリュートのための曲集」と「セズネ手稿譜」の2つの版をもとに小暮さん自身がギター独奏用にアレンジしたもので、もともと通奏低音(要は今でいうところのベース音)を弾くテオルボを表すためにギターの5,6弦をかなり低くチューニングしています。

ゆったりしたプレリュードから始まるバロック時代の音楽。低音がとても心地よく、天気の良い11月の休日の朝になど聞いていると、なんだか自分の人生が豊かになった気がしてきます。洗濯ものもよく乾きそうです。

 

 

そして、もう1曲だけ挙げるとするならばセルジオ・アサドの『南米風変奏曲』でしょうか。こちらは2年前のアントニー国際ギターコンクールの課題曲として作曲された新しい曲で、このCDが世界初録音ということです。

小暮さんはこのコンクールに参加し、作曲家本人の前で演奏し、課題曲を最も優れて演奏したものに贈られる「課題曲賞」をアサド本人からいただいたそうです。いま録音を残すとしたら、小暮さんをおいてほかにはいないといったところでしょうか。

こちらはクラシックギターを弾く人ならば誰でも知っている、フェルナンド・ソルのエチュード(練習曲)から始まります。「夢」という名前が付けられ、ギター愛好会にも愛奏されるシンプルで美しい曲です。

『南米風変奏曲』は、クラシックの変奏曲によくある、素人にはどこがどう変奏されていっているのかよくわからない曲と違って、このエチュードがかなり原型をとどめたままに様々な南米の民俗舞曲に変奏されていきます。

アサドらしい洒脱で軽妙な曲で、耳になじみやすく、クラシックギターを聞いたことがない人は、こういう曲から聞いたら楽しめるんじゃないかなという1曲です。これからいろんな演奏家が弾いていくようになるかもしれません。

 

もっといろいろと書きたいのですが、どんどん長くなってしまうのでこのへんで。

 

さて、そんな2枚目のアルバムを出したばかりの小暮さんですが、昨年の東京国際ギターコンクールの優勝記念で全国ツアーの真っ最中です。

クラシックギターを初めて聞かれる方も、愛好家の方もきっと楽しめると思いますので、お時間ありましたらぜひ足を運んでみてください!

 

北区に来たらエレカシの曲が赤羽駅の駅メロに使われることに

 

 

作月末、10年以上住んだ板橋区大山をあとにして新生活を始めました。大山の雰囲気がとても好きなので、また遊びに来られるように近辺で探していたところ、板橋駅の近所に良い物件が見つかり、あまり熟考もしないうちに引っ越し。

 この地域、JR板橋駅のすぐそばなのですが、なんと北区です。(ちなみに板橋駅のホームの大部分は豊島区だそうです)駅あるあるというか、区名を冠した駅が区境に位置しているというやつでした。新宿駅がほとんど渋谷区にあったりするのと同じですね。

転出届を出しに赤羽に行き、みやじの住んでたエリアが生活圏になるのだなとしみじみと思いました。また春ごろに山田孝之の『北区赤羽』にドハマりしていたので、なにか吸い寄せられるものがあったのかもしれません。

そんなところへ嬉しいニュースが!

www.oricon.co.jp

 

うおー!マジか!マジなのか!

 

orenomichi.hateblo.jp

 よく読ませてもらっているエレカシファンブログ『俺の道』のエイプリルフールネタを思わず思い出しましたが、今度はガチのようです。本当に嘘から誠というか。いずれにしても嬉しい。

 

僕の地元はZARD坂井泉水さん出身中学の最寄り駅があるところで、「負けないで」と「揺れる想い」が駅メロとして用いられるようになりました。(僕は隣の中学に通っていました)

昔バイトしてたときの後輩くんがZARDの熱狂的なファンで、僕の地元を聖地として何度も巡礼していたことを懐かしく思い出したりもしました。当時はミュージシャンのファンになって、その生誕地を訪れたりすることに何の意味があるのか分かりませんでしたが、今では少しわかるようになった気がします。

 

Mステの椎名林檎とのコラボパフォーマンスもぶっ飛んでて気持ちよかったー!11/16はファンがたくさん赤羽駅に集まるのでしょうか。仕事帰りに足を延ばして寄れたら寄ってみたいと思います。

 

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(赤羽台団地にて。Nikon FM3A / Ai Nikkor 45mm F2.8P/Kodak Portra400)