Take your Time,Take your Life

クラシックギター、ソロギター、カメラ、音楽、映画がすきです。

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高円寺阿波おどり2019を撮る その2

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前回は男衆でしたので、今回は女衆の方々を。間近で見ると、着物で踊るというのは本当に大変なんだろうなと改めて感じました。だんだん日が暮れていく中で笑顔を振りまきながら踊り、楽を奏でる姿、本当にカッコよく美しいです。

 

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(すべてLeica M10/Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC)

うーん、光ってるぜ!カッコいいぜ!

こちらもほとんど「ルック第1演舞場」で撮影したものです。

夏フェスにはウーフォス リカバリーサンダル

夏が終わります。そして悲しいことにビーチサンダルの季節も終わります。夏のサンダルといえば、ビルケンとモンベルのソックオンでここ数年の夏を過ごしてきたのですが、ことしサンダル革命が起きました。

 

ウーフォスを知る

その名は「OOFOS(以下ウーフォス)リカバリーサンダル」です。「ウーフォス」は公式サイトによると2011年にできたブランドとのことですので、比較的新しいブランドですが、一昨年くらいから日本にもジワジワと浸透しているようです。字面だけでは最初読めませんでした。

 

同居人が池袋西武のセレクトショップ「BEAVER」(個人的にとても好きなショップです)の店員さんに激オススメされてゲットして、その存在を初めて知りました。

「足がすごくラク」「疲れない」とすすめてきたので、(サイズ違いですが)ちょっとはかせてもらったところ、モニュモニュとしたクッションが確かに足に良さそう。心の中の欲しいものリストの片隅に入りました。

 

DUST AND ROCKSにて

足裏のモニュモニュフィーリングに心動かされていた時に、仲良くしてもらってる目白の古着屋「DUST AND ROCKS」をたまたま訪れたところ、なんと店長さんの足にはウーフォスのビーチサンダルが!

話を聞いてみると、店長さんが履いているのはすでに2足目で、足がラクだということで実家のご両親にもそれぞれプレゼントしたとのこと(孝行息子や!)。

とってもオシャレな古着屋の店長さんが履いているということに精神的お墨付きをいただいたので、その足で西武の「BEAVER」に向かいました。

ここ数年はサンダルといえば鼻緒のものを履いているのですが、ビーチサンダルモデルのフォルムにズッキュン来てしまった(店長さんが履いていたというのももちろんあります)ので、ビーチサンダルモデル(OOriginal Sport)をチョイス。

本当はソールも鼻緒もすべて黒いオールブラックモデルが欲しかったのですが、残念なことにちょうど在庫切れ。ちょうどオハラブレイク(猪苗代湖畔で開催されるロックフェス)に行く1週間前でもあり、サンダルをゲットするなら早めに買って、試し履きをしておきたい時期でした。

鼻緒がピンクのモデルはサイズがあったので、最終的にはこちらを買うことにしました。「男性ももっとピンクをまとうべきだ」とポール・スミスも言ってましたし(たしか)。

 

 

リカバリーサンダルとは

リカバリーサンダルとはその名前の通りリカバリー(回復、復旧)用のサンダルで、アスリートが運動後のリカバリー時に足を休めるために開発されたものとのことです。

アスリートは競技後に疲労したカラダを休める際に、横になるのではなく、軽度の運動をすることで回復を早める(アクティブリカバリー)ので、その時のサポートなどに使われているのかもしれません。

ソールはふつうのサンダルに比べると分厚いですが、これが絶妙な厚さで、心地よいクッション性で足裏への衝撃を吸収しながらも、無駄なくエネルギーを地面に伝えてくれる感じです。

分厚いソールですが、つま先に向かってやや薄くなっていくデザインになっていて、これがまた歩きやすいのです。リラックスとアクティブのいいとこどりを目指したモノとでもいえましょうか。

 

ウーフォスサンダルでフェスに行く

勤め先が服装自由なのもあり、来客が無い時などはサンダルで通勤しても問題ないため、足慣らしのためにオハラブレイクまでの1週間ほどウーフォスビーサンを履いて通勤&仕事をしました。

鼻緒があるサンダルを久しぶりに履くので、親指と人差し指の間が靴擦れするかもという心配もありましたが、デザインと素材のおかげなのかまったく問題がありませんでした。

毎年オハラブレイク参加時は、家からスリッポンなどを履いていき、現地でサンダルに履き替えていたのですが、今年は家からウーフォスサンダルで行くことにしました。1週間はいた結果、足がとにかくラクで「これなら家から履いていけるんじゃね?」と感じていたからです。

 

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一般に夏フェスに電車とシャトルバスで参加するとなると、デカいリュックに3,4日分の着替えを持ち、レジャーシートに、保冷バッグに、ポップアップテントに日焼け止めに虫よけグッズに…とちょっとしたキャンプのような荷物を持って移動することになります。

正直、サンダルで行っても大丈夫かという不安はありましたが、そんな不安は杞憂に終わりました。埼京線と東北新幹線と磐越西線を乗り継ぎ、猪苗代湖畔へ大荷物を持って移動し、フェスに参加して、ちょっと観光して帰ってきても足へ負担はほとんどありません。

もちろん全身の疲労感や足の筋疲労ありますが、サンダルで歩き回った後のあの独特の足の痛みや疲れは皆無でした。

また、ビーチサンダルというとソールが薄くてフロント部分が小さく、電車の移動時などは、つま先が少し怖いというのがありますが、ウーフォスのビーチサンダルはソールがかなりガッチリしていて、足指の先がソールの前に出ないようにデザインされているので、安心感はだいぶ大きいです。(ヒールに足の甲を踏まれたりってのは避けようがないですが)

3泊4日でフェスに参加して猪苗代湖にも浸かり、会津若松を歩き回って観光しても、心配していた靴擦れもまったくありませんでした。

 

サイズ選びの参考に

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 参考までに履いてみた状態を上から撮ったものです。時間帯や体調などによって微妙な変化はあるのでしょうが、僕の足は実測値では25.0㎝から25.5㎝くらいです。

ふだんは、ビルケンのサンダルなら25㎝(EUR39)、VANSのスリッポンは26㎝(UK8、EUR41)を履いていますが、ウーフォスのビーチサンダルだと「26㎝(M7-W9)」のサイズがフィットしました。サイズ26㎝でもだいぶつま先にゆとりがあるデザインなのではないかと思います。

VANSのスリッポンと同じように、やや大きめのサイズを選んだ方がいいかと思われます。ただ素足で履くものですし、ソックス等での調整も基本的にはしないものでしょうから、やはり試し履きができるならば試し履きをオススメします。

 

ヒザに痛みを抱える者として

僕は10年以上前に左ヒザ靭帯を痛めてしまって、ちょっと走ったり、ソールの薄いサンダルで歩き回ったりすると、ときどきその痛みが出てしまうことがあるのですが、いままでひと月ほどこのウーフォスリカバリーサンダルで生活してみたところ、その痛みもほとんどありません。

むしろ足がラクなので積極的にこのサンダルを履いているくらいで、このソールや構造を生かしたデザインのいいスニーカーなどが発売されるなら、ちょっとほしいくらいに感じてしまっています。

 

というわけで、夏フェス、そしてなによりも夏はやっぱりビーチサンダル履きたいけれど、足が疲れるし、ソールが薄くてヒザや腰に来るのがなあ…という人には激オススメのアイテムです。

お値段は7000円ちょっとビーチサンダルとしてはお高いですが、僕はひと月でもうお値段ぶんは回収したかなあ、といいうくらいヘビーローテーションしてます。

たぶん来年も新しい色で気に入ったのがあったら買ってしまいそうな勢いです。来夏のために在庫処分セールとかないかなあ。

 

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ひと月はいたところ、鼻緒の塗装が少しひび割れてきました。これをボロいというか、履き込んだための味というかは、それぞれ価値観の分かれるところですが、僕は古着好きなのもあってと考えるようにしています。 

 

ちなみにDUST AND ROCKSのオーナー、THE COLLECTORSの古市コータローさんも履いてらっしゃるようです!ファンとしては嬉しいですね。こういうの。

#Filmisnotdead 出展編

さてさていよいよ展示当日の5月26日です。10時ごろから搬入可能ということなので、紙袋につめたパネルを両手に原宿の「デザインフェスタギャラリーイースト」へ。

 

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(デザインフェスタギャラリーの壁はペインティングがすごいです) 

 

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(上記の記事は出展準備編です)

 

搬入

到着すると、すでに出店者向けの展示の際の注意が主催者からされていて、6,7人の輪ができていました。途中から輪に加わり、さも最初からいるようにフムフムと話を聞きました。

注意点は公式サイトにある諸注意の再確認だったので、話が終わるなりセコセコと準備にかかります。水平器なども特に持っていないので、フィーリング水平でパネルを貼っていきます。

僕らのスペースはギャラリーの入り口から一番近い場所で、なかなかの好位置。入ってきた人が全員前を通るゾーンなので、それなりに緊張感もありました。

周りを見回せば慣れた手つきで展示を開始しているほかの出展者の方々が。OHPのフィルムに印刷したり、おびただしい数のL版パネルを立体的に組み合わせたり、ゼラチンシルバープリントのアーティスティックな創作写真(5ケタの値段がついてる!)をレーザー水準器でちゃんと計測して展示したりと、なんだかプロい展示にビビりながらも自分の展示の準備です。ここまできたら腹をくくるしかありません。

 

Photo Cube

前回のブログ「#Filmisnotdead 出展前夜」では触れなかったのですが、僕の展示にはスクエアにしたパネルのほかに、もう一点の出展物がありました。

こちらは立方体のキューブに写真を貼り付けたキューブ状の展示物で、準備時のメモでは「Photo Cube」という名前にしていました。

写真はそもそも二次元的な表現で、ほとんどの場合、壁のような平面に展示されるのが一般的ですが、そこに何かちょっと一工夫できないかと思ったわけです。

僕の展示タイトルは「するひと  People Do Something」ということで、何かをしている人をテーマにしているので、せっかくなので見に来てくれた人がなんらかのアクションを取ることでより「写真を見る」ということに動的な要素を持ち込めないかと考えてのものでした。

モノ自体は発泡スチロールでつくったキューブにスチレンボードのパネルを貼り付けたもので、上面にフックを取り付け、テグスで吊るしただけです。

同一のモデルさんの違うアクションの写真パネルを4面に貼り、上面に「さわる ふれる みる」というメッセージを入れて、触って鑑賞してもらうようにしました。

ちなみに気になって底面を見た人には「いま、あなたは『するひと』です」という言葉をある種のオチとしていれてみました。

 

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展示スペース全体はこんな感じになりました。左側に浮いているように見えるのが「Photo Cube」になります。重量自体はほとんど発泡スチロール製なので非常に軽く、外から入ってくる風やちょっとした人の動きが作り出す風をうけて、ゆらゆらくるくると動いていました。

 

「いいね」カウンター実装

テーブルにはプリントを依頼した「彩色兼美」さんのサイトのQRとそれぞれの写真の使用機材とフィルムのデータ、コメントノートとカウンターを用意しました。カウンターはあの交通調査などで使うカチカチするやつです。AMAZONで1000円ちょっとで買えます。

 

カウンターを置いたのは、自分が展示を見に行った時に感銘を受けたとしても、ノートやアンケート等に何かを書いたりするのはなかなかハードルが高いため、それにかわる何かの足跡のようなものを残していただけたら嬉しいと考えたためです。

 

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オープン

11時からいよいよ写真展がオープンしました。初日は休日ということもあってなかなかの人の入り、僕の展示スペースでも多くの来場者が足を止めて見てくださいました。

事前に知らせておいた友人、被写体になってくださった方、プリントを依頼したラボの「彩色兼美」の方も来てくださって、差し入れまでいただいて本当にありがたかったです。

自分の写真を見てくださってる来場者に声をかけるべきか、かけないべきかとても迷いました。いろいろと説明したほうがいいのか、それとも黙って見ていただいた方がいいのか、写真展示の難しいところです。

聞かれればもちろん、できる限りのことはお話ししたいのですが、結局、友人以外は誰からも特に写真について問われることはなかったので(そもそも僕が出展者だということが一般の方には分からないので)、そのまま見ていただくことにしました。

はじからはじまで丹念に見てくださり、狙い通りにキューブに触れて、まわして、見てくださっている方がいるだけで僕としては大満足でした。

一日目終わってのカウンターが差していた数は「82」でした。嬉しいことにコメントノートにも書き込みが。原宿界隈は外国人が多いエリアではありますが、海外からきてコメントを書いてくださった方もいて、改めてデジタルデータではなく「モノとしての写真という表現」のもつチカラを感じたりもしました。

展示初日の終わりには出展者有志で乾杯をして(スパークリングワインを差し入れしてくださった方、ありがとうございます!)、初めての写真展示の一日目が無事に終わりました。軽い疲労感の中にも満足感のある一日でした。

 

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(ギャラリーの様子)

 
平日在廊

なか二日をあけて、平日に在廊してみました。展示物が破損していないか、写真がはがれていないかをチェックしにいくという目的もあったのですが、展示した時と同じ状態で壁には無言のモノクロ写真が並び、キューブは風にゆらゆらと揺れていました。

休日だった初日に比べると、ギャラリーは夏の終わりの区民プールのようにひっそりとしていました。途中、外国人のツアー客が団体で来場していましたが、それ以外は本当にちらほらという感じでした。

ほかの方の展示をひととおり拝見し、ギャラリー内をくまなく探検。外国人観光客がちらほらといる以外はとても静かです。僕らの展示スペースへの来場者もいないため、在廊していたほかの出展者とすこし雑談。ギャラリー前のテラスで気持ちのいいコロナビールを1本飲み干し、2時間程度で撤収しました。

 

最終日

最終日は午後から在廊。また休日で多くの来場者が見えました。コメントノートにいただいた言葉も増え、なんの間違いなのか「いいね」カウンターがまさかの4ケタに。

 

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誰かが間違ってカウンターの横のツマミをまわしてしまったのかもしれないのですが、前回みた時より下2ケタの数字が減っているので、ちょっと現象としては特定できない感じです。

数字が1111になってしまって、そこからまたカウンターが押されて1156という数字になった可能性もありますが、見ていると複数回「いいね」してくださっている来場者もいらしたので、リアルに1156までカウントされたのかもしれません。というかそう思いたいところです。

そして、最終日になって自分の「やらかし」に気づきました。なんと展示ブースに出展者名を記載するのをすっかり忘れていたのです。ギャラリー側で用意していただいた案内図には記載されていたので、情報があるにはあったのですが、やっちまったという感じで、あわてて出展者名をカウンターの横に書きました。

 

そこここで交わされる写真談義があり、久しぶりに会った方々どうしの近況報告があり、やがてそれらの数が少なくなっていき、展示の終わりが近づいてきました。

夕方ごろから誰とはなしに撤収作業が始まりました。搬入時と違って、水平を出したり、レイアウト構想通りに陳列したり、といったこともないので、ぺりぺりとパネルを剥し、壁に残った「ひっつき虫」を回収し、キューブのテグスを切り、テーブルをたたんだら、もう撤収完了です。

 

展示が終わった後はギャラリー内にあるダイニングバーのオープンテラスで打ち上げ。ほかの出展者とお話をしているうちに、実はバリバリなプロフォトグラファーの方がいたりしてちょっとビックリ。いや、なんも知らなくてお恥ずかしい限りです。

アルコールも手伝って、ちょっと気が大きくなったところでする写真談義は、とりとめもなく、そして楽しく、初夏の夜の時間はあっという間に過ぎていきました。

それぞれの写真の入った袋を抱え、「またやりましょー!」という、守られるかまだ分からない約束をして帰路へ。こうして僕の初の写真展への出展が終わりました。

 

まとめ

準備は大変で、お金はそれなりにかかり、展示はやはり緊張するものですが、やはり、参加してよかったと思います。人とつながりができたこともありますが、自分の撮った写真群を、不特定多数の方が、身体性をともなった行為として見ているのを見るというのは、やはり何にも代えがたい経験でした。

反省することもたくさんありますが、あまりシリアスに考えずに、また次の機会があったらゼロからやっていくことにしたいです。

最後になりますが、モデルになってくださったみなさん、主催のデザインフェスタギャラリーさん、僕を誘ってくれた写真仲間、出展者の皆様、そして来場していただいた皆様に感謝を。本当にありがとうございました!

 

designfestagallery-diary.blogspot.com

デザインフェスタギャラリーさんの公式ブログで、僕の展示についても書いていただきました。多謝多謝!

#Filmisnotdead 出展前夜

5月26日から6月1日に原宿の「デザインフェスタギャラリー イースト」で開催された『#filmisnotdead -Film Photography Exhibition-』に出展してきました。右も左も分からない初めての出展でしたが、なんとかカタチにすることができました。ちょっと時間は空いてしまいましたが、その経緯をブログに残しておこうかと思います。

 

 

<フィルムを愛してやまない人のための、 フィルム写真だけの写真展>


スマートフォンをはじめ、デジタル一眼レフ、コンパクトデジタルカメラなどで 誰もが気軽に、そしてきれいに写真を撮れるようになった現代。 テクノロジーの発達による写真文化の隆盛は、旧時代のフィルムを使った写真独特の風合いにも光をあてました。
しかし一方では、フィルムの一部銘柄が生産中止になったり、現像薬品や印画紙の価格が高騰するなど、デジタルデータの利便性からそうしたフィルム写真製品の市場規模が縮小し続けているのも事実です。
本展示はそんなフィルム写真が主役の、フィルム写真だけの企画展。 展示タイトルは欧米を中心としたフィルム写真愛好家の間で使われているinstagramのハッシュタグ #filmisnotdead=”フィルムは死なない”からとりました。
昨年の第1回開催以来、フィルム人気は徐々に好転しつつあります。 しかしさらなるフィルム写真文化の発展のため、本年は参加枠を拡大。
より多くの人にフィルム写真の魅力を発信する展示となります。 

 

『#filmisnotdead写真展』はオフィシャルサイトの企画コンセプトにある通り、フィルム写真のみの展示会です。フィルムカメラで撮影した写真なら何でもOKという間口の広い合同展示で、僕のようなアマチュア愛好家からプロとして活動されている方まで出展者は様々でした。

 

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出展前にブログで書いた通り、僕は写真仲間とひとつのスペースをシェアしての出展。こういった出展自体が初めての経験ですし、僕らの選択したスペースの出展料も約24000円とけっこうお高いので、いっしょにやれる相手がいるのは、正直サイフ的にも精神的にも助かりました。

 

 

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こちらが公式サイトに掲載されたアイキャッチ画像。下の"Kentaro「するひと」"が僕の展示になります。勤め人のアマチュア写真スキーが初めて写真展に出展するまでのあれやこれやを書いていきたいと思います。写真展に出展してみようと思っている方の参考に、ちょっとでもなれたら幸いです。

 

作品えらび

展示の4週間ほど前からフィルムの選定を開始しました。ちゃんとフィルムアルバムなどで管理をしていないので、クラウドにあるデータやハードディスクの片隅にひっそりと眠っているデータを手掛かりに、フィルムの束をガサゴソやるところから始まります。

ライトボックスが引っ越しでどこかへ行ってしまったので、明るいうちにフィルムの束を窓際で光に透かし、ダーマトを片手にお目当てのネガ探し。見つかったらひとつひとつのネガにチェックを入れていきます。

この作業、やってみると想像以上にたいへんでした。ちょっと疎遠になってしまっている人などが写っていたり、すっかり忘れてしまったイベントの写真がでてきたり、今はもう亡くなってしまった人が写っていたり…ついつい手が止まってしまいます。

それでも、新しく手にしたレンズやカメラでひたすら撮りまくっている喜びのようなものが写真から読み取れたり、36枚撮りフィルムの最後の方がテキトーになっている「フィルム写真あるある」みたいのがあったり、思わず「ふふふ」となってしまう楽しい時間でもありました。

何日間かにわたってやった作業で、様々な脱線もあり、合計すると何時間かかったか分かりませんが、最終的に1000枚ちょいのネガから30数枚を選びました。それぞれの写真に仮タイトルもつけることにしました。「写真にタイトルつけるかつけないか論」は意見が様々ですが、展示の意図としてはあったほうがいいだろうと思った次第です。

 タイトルをつける際にそれぞれの写真の使用機材と使用フィルムをスプレッドシートにメモしておきました。写真好きな人の中にはそういったデータも気になる人がいるかもしれないと思い、展示の際にリストを置くことにしました。

僕は現像時に写真はすべてデータ化していて、「LeicaM4_Elmar50mm_across100_20180429」のように「カメラ_レンズ_フィルム_現像日」というフォルダ名でフィルム単位でデータ管理まがいのことをしているのですが、思わぬところで役に立ちました。

 

作品のプリント

出展の2週間前に、日ごろから仲良くしていただいている『フォトデポ彩色兼美』さんという写真屋さんのラボに行きプリント作業をしました。選定の段階で35㎜と6×6をどちらも展示したくなり、店長さんと相談。

やりたい展示の仕方の一部がスクエアである必要があったこともあり、迷った末に35㎜をトリミングし、全てスクウェアフォーマットで展示することにしました。インスタグラムの現代性みたいのも頭の片隅にあったのだと思います。

トリミングした写真を何パターンか用意して見比べたり、濃淡を見比べたり、大まかなレイアウトを考えたりしているうちに7時間ほどの時間が過ぎていました。アドバイスをしてくださり、こちらの要望に丁寧に応えてくださった『彩色兼美』さんにはホント感謝の言葉しかないです。

 

パネルづくり

出展1週間前にパネル作りにとりかかりました。写真というのは額装、そのままピン止め、パネル貼りなど、見せ方の選択肢が山のようにありますが、僕は初めてということもありオーソドックスなパネル貼りにすることにしました。スチレンボードでパネルを作り、それを「ひっつき虫」という簡易接着剤で展示スペースの壁に貼るだけのシンプルな展示方法です。

 

コクヨ ひっつき虫 はってはがせる 粘着剤 タ-380N

コクヨ ひっつき虫 はってはがせる 粘着剤 タ-380N

 

 

 

写真が200㎜×200㎜のスクウェアなので、603㎜×455㎜のA2サイズのスチレンボードをカットして使うことにしました。ボード1枚から3×2で6枚の正方形パネルが作れる計算です。

厳密には写真の大きさは200㎜なのでちょっとパンの耳みたいな部分ができてしまうのですが、603㎜から3mmを落として600㎜にしたものを3分割するにしても、201㎜に三分割したものをあとで1mmをそぎ落とすにしても大変そうなので、シンプルに201mmの三分割にしました。ためしに貼ってみると1㎜の余りはまったく気にならない感じでした。

写真の印画紙の反りに引っ張られないように、ボードにはある程度の厚みが求められますが、200㎜四方でしたらサイズ的にはボードの厚さは5㎜で問題なかったです。僕が購入したのは下記の10枚入り。たぶんこのくらいのサイズでパネルを作るには一番リーズナブルなんじゃないかと思います。

 

 

左手に定規を持ち、右手にカッターを持ち、暑さ5㎜でA2サイズという、生活空間にあるとちょっとギョッとするサイズの板をひたすら切っていきます。 

 

プラス カッターマット 両面 A2 450×600mm グリーン 48-586

プラス カッターマット 両面 A2 450×600mm グリーン 48-586

 

 

 作業はこちらのカッターマットの上で行いました。このマットをテーブルにマスキングテープなどで固定するだけで簡易作業台の完成です。調子に乗って切っていたら、マットごとズレそうになってヒヤッとしたので、途中からマスキングテープの量をふやしてガッチリ固定しました。(カッターである程度大きいものを切るときは、マットの固定は養生テープなどできちんとしたほうが良さそうです)。

 

定規はプラスチック製のものだとカッターに削られてしまうので、アルミ製のものを使用しました。本当は直角定規の方がいいのでしょうけれど、200㎜四方程度なら問題なくいけました。AMAZONで644円とお手頃なので、一家に一本あってもいいかもしれません。

 

シンワ測定 アルミ直尺 アル助 シャイニングブルー 60cm 65434

シンワ測定 アルミ直尺 アル助 シャイニングブルー 60cm 65434

 

 

「刃物はケチらない方がいい」と聞くので、初めてちょっといいカッター(といっても700円くらいですが)も買いました。オルファのこちらのやつです。グリップもよく、カッター自体にある程度重さがあるので安定して使えます。切れ味鋭く、思った通りのカットができるなかなかのワザモノです(直線しか切ってませんが)。

 

オルファ(OLFA) 大型カッター リミテッドNL Ltd-07

オルファ(OLFA) 大型カッター リミテッドNL Ltd-07

 

 

スチレンボードをマットに置く、採寸してガイドラインを鉛筆で書く、定規をあてる、カッターで切る。このいつ終わるとも知れぬ作業をひたすら繰り返します。半分くらい終わったところで、「なんで30枚も展示することにしたんだろう」と自分を呪ったりもしました。

 

この作業、ボードをまとめて切ってからまとめて写真を貼り付けたほうが効率はいいのでしょうけれど、2,3枚カットし終わったら、写真を実際に貼ってみてパネルにしながら進めていった方がいいかもしれません。完成品のチェックという意味もありますが、実際にパネルに貼ったモノが積みあがっていった方が、高揚感があって精神的にラクなんじゃないかと。

 

レイアウトをきめる

定規スキルとカッタースキルが我ながらちょっと上達してきたなー、と感じ始めるころに、すべてのパネルが完成しました。こういったインスタントな作業あるあるですね。

僕が使える展示スペースが横幅1200㎜なので、それに収まるように写真の並びを決めていきます。200㎜のスクエア写真を構想したレイアウトの5列×6段で並べてみると1000㎜×1200㎜。都内の決して広くはないマンションのフローリングの上に置いてみると、それなりに壮観でした。

ここからは並び順の模索です。「男女比をどうしよう?」「被写体との距離感で分けようか?」「シチュエーションで分けようか?」「アレとアレがかぶってるんじゃないか?」「被写体の視線はどうか?」などなど、正解の分からぬパズルにうんうん言いながら取り組みます。

 

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 左上に展示タイトル、右下に各写真のタイトルをまとめて記載することにし、並び方が決まりました。これで準備は終わりですが、なにしろ初めての出展なので、どこまで準備すれば終わりなのかはよく分かりません。とりあえずやれることはやったということでレイアウト決定稿の写真を撮り、搬入用の紙袋に写真をしまいました。

 

出展編につづきます。

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高円寺阿波おどり2019を撮る

 『高円寺阿波おどり』にハマってしまい、4年連続で通っています。力強い鳴り物と美しい踊り、色とりどりの衣装、かわいい子供たちの列、粋なおじいちゃんの足運びなど、見ているだけでなんだかナゾのエネルギーが湧いてくる、夏の終わりの楽しみのひとつです。

 

www.koenji-awaodori.com

 

 開催の二日間は高円寺の街は一変します。ありとあらゆるところに出店が出て、食べ物から飲み物までそのへんで売っていて、それに合わせて露店で小物やアクセサリーを売っている人もいます。町全体がまさに縁日といった雰囲気。

 到着するとさっそく高円寺名物のガード下でも踊る連(れん:踊り手のグループのこと)が。そこに見物の人だかりができていますが、その横ではビールケースに座って、小さいテーブルに広げられた焼き鳥や枝豆をビールで流し込ん出る人々が。まさに高円寺スタイルといった感じです。

 ちょっと見物してるうちにアガってきたので、高円寺の有名店「大将」にイン。焼き鳥ともつ煮とから揚げとトマトのピクルスをビールでかっこみエネルギー補給。これからの見物に備えます。

 

一昨年、昨年は「桃園演舞場」で座って見物していたのですが、今年はちょっと違う距離で見てみたいと「ルック第1演舞場」へ。

 「桃園演舞場」は幅も広く、通りの両サイドに2,3列にわたってシートが敷かれてているため、踊り手の列とちょっと距離がある感じ。ここで写真を撮っている人はだいたいがかなりの長物を持ってきているイメージがあります。

 最近は50㎜や35㎜の単焦点をメインに使っていることもあり、もう少し近いところで見れたらと、今年は道幅の狭い「ルック演舞場」へ行ってみたのでした。

 車がすれ違えないくらいの幅の商店街の通りが演舞場に指定され、通りの両サイドに人が鈴なりになっています。踊りの列との距離はツール・ド・フランスの山岳ステージくらいといったらいいのでしょうか。前に出すぎると踊り手とぶつかってしまうくらいの近さです。(実際、踊りの横を通らないようにアナウンスがされていました)

間近で見る阿波おどりは迫力満点で、打ち鳴らされる太鼓の振動がカラダに伝わってきます。酷暑は去ったとはいえ、まだまだ残暑の厳しい中、懸命に踊る人々をみているとこちらもついついアツくなって、足や手が勝手に動きだします。まさにまんまと「踊る阿呆に見る阿呆」を体現してしまうワケです。

ビールとレモンサワーを飲み続けていたのもあり、祭りの後半はもうノールックでプレビュー表示もせずにテキトーにシャッターを切ってる感じでした。でもいいのです。阿波踊りなんですから。というわけでビールを飲み飲み、踊りながら撮った写真など。

 

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(すべてLeica M10/Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 SC)

カッコよすぎる男衆のみなさん。いやあ、光ってるぜ!いい顔してるぜ!

というわけで35㎜などを使ってスナップを撮るのが好きな方には「ルック演舞場」はオススメ撮影エリアなんじゃないかと。

そして、高円寺阿波おどり本当に最高です!

 

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川越で花見&写真さんぽ

川越在住のカメラ仲間が花見&写真さんぽに誘ってくれたので、一か月ほど前に購入したLeica M10をもってカメラさんぽしてきました。少し肌寒い日でしたが、日差しの下はあたたかく、楽しく撮り歩くことができました。

 

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喜多院には出店も多く出ていて、つまみからお酒までなんでもそろう充実ぶり。たいへんな賑わいで、地元の方々や観光客が杯を酌み交わし、思い思いに春の一日を楽しんでしました。

 

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われわれも桜を見ながら屋台で日本酒とつまみを調達してパシャリコパシャリコ。

 

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街を少し歩き、新河岸川の桜堤へ。海外からの写真好きもたくさん訪れ、カメラを持っていない人を探すのが大変なくらいの盛況ぶり。まだ慣れぬ新しいカメラを手にパシャリコパシャリコとファインダーをのぞき、ピントを合わせる楽しい日曜日。

 

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新河岸川は流れも穏やかで映り込む桜も本当に美しかったです。この美しさを切り取る腕前が無いのが本当に悔やまれますが、まあ、それはそれということで。

 

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なんだか新海誠監督チックな一枚。また桜の花咲くころに訪れたいものです。

ノエル・ビリングスリー GGサロンリサイタル ご来場ありがとうございました

去る3月3日にGGサロンにて開催しました『ノエル・ビリングスリー ギターリサイタル』無事に終了しました。ご来場いただき誠にありがとうございました。

 

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僕は会場設営と受付担当をしていたので、リハーサルを少し聞いた以外は本番の演奏を聞くことはできなかったのですが、お客様の反応を拝見するに楽しんでいただけたようで、うれしく思っています。

 

『アストゥリアス』『アルハンブラ宮殿の思い出』など有名なスペインもの中心に、『早春賦』のギターアレンジなどをちりばめ、大曲としては彼が得意とするブリテンの『ノクターナル』を入れ、聞きごたえのあるプログラムになっていたのではないかと思います。

ノエルさんのルーツでもあるイギリスの曲として、ラブレディの『今朝オマーに再び陽は昇った』も取り上げてもらいました。こちらは録音も少なく、演奏される機会もあまりない曲ですが、非常にクラシックギターらしい技巧が盛り込まれた聞きやすい曲で、楽しんでいただけていれば幸いです。

ギタリストの福田進一先生はじめ、スペインギター協会の諸先生方にも足を運んでいただき、そして予想を上回るたくさんのお客様にご来場いただけました。

沖縄から演奏者を呼んでの演奏会ということで心配なこともたくさんありましたが、無事に終えることができ、胸をなでおろしております。

今後、全国各地での演奏も増えていく演奏者の、GGサロンデビューのお手伝いができたこと、大変うれしく思っています。ノエル・ビリングスリーの名前をどこかでお見かけの際には、また足を運んでいただければ幸いです。

ご来場、ご支援、誠にありがとうございました。

 

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(爪を磨くノエル。本番前の楽屋にて。Leica M4/Summrit 50mm/Rollei RPX400)