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クラシックギター、ソロギター、カメラ、音楽、映画がすきです。

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夏フェスにはウーフォス リカバリーサンダル

夏が終わります。そして悲しいことにビーチサンダルの季節も終わります。夏のサンダルといえば、ビルケンとモンベルのソックオンでここ数年の夏を過ごしてきたのですが、ことしサンダル革命が起きました。

 

ウーフォスを知る

その名は「OOFOS(以下ウーフォス)リカバリーサンダル」です。「ウーフォス」は公式サイトによると2011年にできたブランドとのことですので、比較的新しいブランドですが、一昨年くらいから日本にもジワジワと浸透しているようです。字面だけでは最初読めませんでした。

 

同居人が池袋西武のセレクトショップ「BEAVER」(個人的にとても好きなショップです)の店員さんに激オススメされてゲットして、その存在を初めて知りました。

「足がすごくラク」「疲れない」とすすめてきたので、(サイズ違いですが)ちょっとはかせてもらったところ、モニュモニュとしたクッションが確かに足に良さそう。心の中の欲しいものリストの片隅に入りました。

 

DUST AND ROCKSにて

足裏のモニュモニュフィーリングに心動かされていた時に、仲良くしてもらってる目白の古着屋「DUST AND ROCKS」をたまたま訪れたところ、なんと店長さんの足にはウーフォスのビーチサンダルが!

話を聞いてみると、店長さんが履いているのはすでに2足目で、足がラクだということで実家のご両親にもそれぞれプレゼントしたとのこと(孝行息子や!)。

とってもオシャレな古着屋の店長さんが履いているということに精神的お墨付きをいただいたので、その足で西武の「BEAVER」に向かいました。

ここ数年はサンダルといえば鼻緒のものを履いているのですが、ビーチサンダルモデルのフォルムにズッキュン来てしまった(店長さんが履いていたというのももちろんあります)ので、ビーチサンダルモデル(OOriginal Sport)をチョイス。

本当はソールも鼻緒もすべて黒いオールブラックモデルが欲しかったのですが、残念なことにちょうど在庫切れ。ちょうどオハラブレイク(猪苗代湖畔で開催されるロックフェス)に行く1週間前でもあり、サンダルをゲットするなら早めに買って、試し履きをしておきたい時期でした。

鼻緒がピンクのモデルはサイズがあったので、最終的にはこちらを買うことにしました。「男性ももっとピンクをまとうべきだ」とポール・スミスも言ってましたし(たしか)。

 

 

リカバリーサンダルとは

リカバリーサンダルとはその名前の通りリカバリー(回復、復旧)用のサンダルで、アスリートが運動後のリカバリー時に足を休めるために開発されたものとのことです。

アスリートは競技後に疲労したカラダを休める際に、横になるのではなく、軽度の運動をすることで回復を早める(アクティブリカバリー)ので、その時のサポートなどに使われているのかもしれません。

ソールはふつうのサンダルに比べると分厚いですが、これが絶妙な厚さで、心地よいクッション性で足裏への衝撃を吸収しながらも、無駄なくエネルギーを地面に伝えてくれる感じです。

分厚いソールですが、つま先に向かってやや薄くなっていくデザインになっていて、これがまた歩きやすいのです。リラックスとアクティブのいいとこどりを目指したモノとでもいえましょうか。

 

ウーフォスサンダルでフェスに行く

勤め先が服装自由なのもあり、来客が無い時などはサンダルで通勤しても問題ないため、足慣らしのためにオハラブレイクまでの1週間ほどウーフォスビーサンを履いて通勤&仕事をしました。

鼻緒があるサンダルを久しぶりに履くので、親指と人差し指の間が靴擦れするかもという心配もありましたが、デザインと素材のおかげなのかまったく問題がありませんでした。

毎年オハラブレイク参加時は、家からスリッポンなどを履いていき、現地でサンダルに履き替えていたのですが、今年は家からウーフォスサンダルで行くことにしました。1週間はいた結果、足がとにかくラクで「これなら家から履いていけるんじゃね?」と感じていたからです。

 

www.takeyourtime.me

 

一般に夏フェスに電車とシャトルバスで参加するとなると、デカいリュックに3,4日分の着替えを持ち、レジャーシートに、保冷バッグに、ポップアップテントに日焼け止めに虫よけグッズに…とちょっとしたキャンプのような荷物を持って移動することになります。

正直、サンダルで行っても大丈夫かという不安はありましたが、そんな不安は杞憂に終わりました。埼京線と東北新幹線と磐越西線を乗り継ぎ、猪苗代湖畔へ大荷物を持って移動し、フェスに参加して、ちょっと観光して帰ってきても足へ負担はほとんどありません。

もちろん全身の疲労感や足の筋疲労ありますが、サンダルで歩き回った後のあの独特の足の痛みや疲れは皆無でした。

また、ビーチサンダルというとソールが薄くてフロント部分が小さく、電車の移動時などは、つま先が少し怖いというのがありますが、ウーフォスのビーチサンダルはソールがかなりガッチリしていて、足指の先がソールの前に出ないようにデザインされているので、安心感はだいぶ大きいです。(ヒールに足の甲を踏まれたりってのは避けようがないですが)

3泊4日でフェスに参加して猪苗代湖にも浸かり、会津若松を歩き回って観光しても、心配していた靴擦れもまったくありませんでした。

 

サイズ選びの参考に

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 参考までに履いてみた状態を上から撮ったものです。時間帯や体調などによって微妙な変化はあるのでしょうが、僕の足は実測値では25.0㎝から25.5㎝くらいです。

ふだんは、ビルケンのサンダルなら25㎝(EUR39)、VANSのスリッポンは26㎝(UK8、EUR41)を履いていますが、ウーフォスのビーチサンダルだと「26㎝(M7-W9)」のサイズがフィットしました。サイズ26㎝でもだいぶつま先にゆとりがあるデザインなのではないかと思います。

VANSのスリッポンと同じように、やや大きめのサイズを選んだ方がいいかと思われます。ただ素足で履くものですし、ソックス等での調整も基本的にはしないものでしょうから、やはり試し履きができるならば試し履きをオススメします。

 

ヒザに痛みを抱える者として

僕は10年以上前に左ヒザ靭帯を痛めてしまって、ちょっと走ったり、ソールの薄いサンダルで歩き回ったりすると、ときどきその痛みが出てしまうことがあるのですが、いままでひと月ほどこのウーフォスリカバリーサンダルで生活してみたところ、その痛みもほとんどありません。

むしろ足がラクなので積極的にこのサンダルを履いているくらいで、このソールや構造を生かしたデザインのいいスニーカーなどが発売されるなら、ちょっとほしいくらいに感じてしまっています。

 

というわけで、夏フェス、そしてなによりも夏はやっぱりビーチサンダル履きたいけれど、足が疲れるし、ソールが薄くてヒザや腰に来るのがなあ…という人には激オススメのアイテムです。

お値段は7000円ちょっとビーチサンダルとしてはお高いですが、僕はひと月でもうお値段ぶんは回収したかなあ、といいうくらいヘビーローテーションしてます。

たぶん来年も新しい色で気に入ったのがあったら買ってしまいそうな勢いです。来夏のために在庫処分セールとかないかなあ。

 

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ひと月はいたところ、鼻緒の塗装が少しひび割れてきました。これをボロいというか、履き込んだための味というかは、それぞれ価値観の分かれるところですが、僕は古着好きなのもあってと考えるようにしています。 

 

ちなみにDUST AND ROCKSのオーナー、THE COLLECTORSの古市コータローさんも履いてらっしゃるようです!ファンとしては嬉しいですね。こういうの。