今年も昨年に引き続き、8/3から8/5に猪苗代湖畔で開催された「オハラブレイク2018」にいってきました。このフェスはアラバキロックフェスと同じ主催によって開催されている音楽とアートのフェスです。昨年初参加だったのですが、あまりにも楽しかったのでアラバキで先行販売されていたチケットを即買いして、今年も参加してきました。
(磐梯山を望む天神浜というところで開催されています。こちらは有料コテージ)
ステージは3つで、それぞれ森の中に小さなステージが1つ、森と砂浜の間に中くらいのステージが1つ、砂浜に比較的大きなステージが1つ設営され、それぞれのステージ間の移動も5分くらいでできます。砂浜にあるステージはサンダルさえもってけば、水につかりながら聞くこともできます。これが結構楽しい。
(海上の中央にあるステージ「猪苗代野外音楽堂」。奥に見えるのが猪苗代湖)
このフェスの醍醐味の最たるものは、もちろん出演アーティストたちの音楽であるのは間違いないんですが、なんといってもいいのが会場の雰囲気です。
遠くに磐梯山を望む砂浜。森の中を吹く風。キャンプ場にいったらたまたま音楽フェスをやっていたくらいの雰囲気というか、ロックフェスにあるようなギラギラした感じがないのです。
(イワナの塩焼きを売っていたお兄さん。笑顔が素敵。みんな優しいです)
それもそのはずコンセプトは「大人の文化祭」。公式サイトにはこう書かれています。
音楽、舞台、美術、写真、映画、小説、ファッション、食など、様々なジャンルで活躍する表現者=アーティストとともに、磐梯山と猪苗代湖に包まれた壮大なロケーションの中、音楽や芸術、食など様々な「文化」を感じながら、世界中のどこにもない、カラフルで穏やかな空間にて、ご来場の方々が思い思いの楽しみ方で過ごす
本当にこれを実現しようとスタッフのみなさんやアーティストが腐心しているのがわかります。「大人の文化祭」といっても子連れで楽しんでいる人もかなり多く、大人が音楽を楽しむかたわらで子供たちは猪苗代湖で泳いだり、ワークショップでちょっとした工作をしたりと、親子そろって楽しめる工夫がされています。
(キヨシローの娘さんの百世さんのハンコアート。ライブペインティングなどもやってます)
もちろん出演ミュージシャンはすごい面々です。僕はピーズのはるさん、トモフ、古市コータローさん、折坂悠太さん、フラカン、グリムスパンキー、キングオールスターズなどをお目当てに行ったのですが、去年と同じくいろんなミュージシャンに目移りして、ほぼ休憩もせずにずっと音楽に浸ってきました。ふだん全く聞かない音楽にふれるのもフェスの醍醐味です。
(ピーズ武道館のタオルのかかったテント発見!うれしい!)
アーティストとの距離が近いのも本当にいいところで、人によっては出番以外はその辺を歩いていてサインをもらえたり、写真を一緒に撮ってもらえたりします。もちろん彼らのサービス精神あってのものですが。今年は折坂悠太さんとお会いして一緒に写真を撮ってもらえました!
(日没直後の猪苗代湖。伊坂幸太郎氏いわく、世界で一番美しい日没とのこと)
車を持っていないので、磐越西線「磐梯熱海」駅近くのホテルに泊まり、「猪苗代」まで電車移動して、そこから出ているシャトルバスに乗って移動しています。シャトルバスもそんなに焦って乗らなくてもいいペースで周回しているので、ストレスなく現地に行けます。
アラバキでオリジナルTシャツつきの前売りチケットが先行販売されていて、これにシャトルバスのチケットもついているので、スケジュールが大丈夫そうなら買ってしまうのが超オススメです。4000円くらい安く買えます。
(もちろん忘れてはならない。福島の復興)
ゆるーく楽しめる音楽フェス「オハラブレイク」。Twitterのフォロワー数などをみるにアラバキほどまだ有名ではないのでしょうが、本当に気楽に楽しめるフェスなので、出演アーティストに一人でも興味がある人がいたら、ぜひぜひ足を運んでみてほしいです。