オペラシティの近江楽堂というホールで、「新井・松田デュオ×デュオ・トラサルディ デュオバトル!」を開催してきました。
なんと前日の深夜に出演者の新井伴典さんのインフルエンザが発覚。39度から熱が下がらないということで、急遽、若手のギタリスト徳永真一郎さん(写真右端)に代演をお願いすることになりました。
パリに10年ほど留学していて、昨年帰国し、日本での活動をはじめた気鋭のギタリストです。本来お客様として見えるはずだった彼ですが、なんとか演奏者が楽譜をおくりつけ、譜読みしてもらいました。
故郷の徳島での仕事を終えて、徳永さんが東京に着いたのは16:00過ぎ。会場設営の傍ら小一時間でリハを終え、カルテットメンバーとして堂々と演奏し、お客様からあたたかい拍手をいただくことができました。
自分が主催した演奏会でまさかのアクシデントがあり、出演者変更のアナウンスをどうしよう、アナウンスのタイミングをどうしよう、キャンセルが大量に出てしまったらどうしようと、不安は尽きませんでしたが、演奏者とスタッフのみなさんのチームワークでなんとか乗り切れました。
出演者の急病という困難を前にしている僕に、ギター業界の方から多くの励ましをSNSでいただき、ご来場いただいたお客様からもねぎらいのお言葉をたくさんいただき、ギターやっててよかったと改めて感じました。多謝多謝です。
演奏会は超満員で終了しました。会場から出てこられるお客様の表情も明るくて一安心でした。(僕は受付に残っていて演奏はまったく聞いていませんでした)。自分が主催した演奏会で100人以上のお客様が見えるのははじめてだったので、本当に感無量です。
怒涛の一日でクタクタになりましたが、終わってみれば何もかもが楽しく、またコンサートの企画しようと考えている自分がいます。ご来場いただいた皆様、応援してくださって皆様、本当にありがとうございました。